延命措置

 あ、先日記そうと思った事を思い出しました。
兄の病に関連した話。

 GW明けの土曜日の深夜に突然電話が鳴った。
病院から緊急事態で早急に来院してほしいとの事。
家の者が病院に着いた時には既に集中治療室で処置待ちの段階。
その時点での兄の様子は
呼吸不全による意識の低下。
何かしらの処置をしなければ危ないと言う場面でした。

 医師からの説明を受けた時に
幾つかの手段があって、
その一つは人工呼吸器の装着。
身体の喉の部分を切って機械を取り付けるとの事。
他の手段も同様の処置なのだけど、
切らない人工呼吸器と人工呼吸マスクだった。

 自分達は兄の考えを尊重して
人工呼吸器を装着する事は拒んだ。
と言うのも、意識が戻った時に身体に機械が着いてしまっているのを知って
落胆しないか、生きる気持ちが削がれる事を避ける為にの判断だった。
結果的にはその後段階を経て現在人工呼吸器が喉から装着される状況まで来てしまっている。
ただこれは段階を経て、自分達も色々と考えを変えて
意識が戻った兄にも納得?させた上での処置となっている。

 しかし、こういう機会がTVドラマ等でしか知識が無い自分達は
『 延命措置 』
と言う物の考え方を勘違いしていた。
自分達は兄の意識が無くなった時点で
その後の延命措置はしない方針を口にした。
が、何かしらの措置自体が医師からしたら全てが『 延命措置 』と言う認識だった。
一時的に兄の状況が楽になりそうな処置を頼んでもそれは医師からしたら『 延命措置 』
自分達は『 植物人間 』的な生かした方を希望していないと言う考えだったのだけど、
それは医師の方も頭の中には理解していたと思われる。
なので何度も何度も確認をされてきた。

 これに気づいたのはマスクから人工呼吸器を取り付ける段階に来た時だった。
医師には『 まだ何かしらの手段があります 』と提案されるのだけど、
同時に危険性もありますと説明される。
その時に施術するかしないかを決めるのは家族に求められる。
しかし『 延命措置はしない 』という言葉を医師が受け取ってしまっていたら
この話は無く、それ以上の手は尽くさない事になる。

 患者の家族としては、
出来るだけの事をしてでも生きて欲しいと思っているのは事実で、
可能性が無くなるまでは諦めたくないのも事実。
自分達が勘違いしていた『 延命措置 』と言う言葉は
医師と患者家族での理解の仕方が違う事を承知して
使わない事をお勧めします。

 医師の方も言葉のやり取りで理解してもらえていないと
何らかしら感じているのだろうから
これだけ何度も何度も確認されるのだよね。
医師と患者と患者家族が信頼関係を結べるのが一番なのだけど
病はそれだけの時間を待ってはくれず、
ずっとドタバタドタバタ過ごすしか無く、
それでも決断した事をそれぞれに受け止めながら
好い方向に進んでくれる事を願って…………。

 今ここに記す事では無いかもしれないけど、
兄の状況は転院と言う形で
今後はある意味手を入れないけど
それでも快方に向かう事を願いながら
その時を待つ形になる事に進んでいく。
良い知らせだけを願いたいのだけど
その確率は低く……。
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