キリッ

 隣り合っている工場の敷地内に細い樹が育っていました。
そこは私の勤め先の工場の裏に当り
隣の工場にしても殆ど裏に当る場所。
なので植えた物では無く自然に育ったものでした。
その工場に私が移った時点でその樹はひょろっとあり、
とっても柔らかくそんなに育つものだとは思えませんでした。
放置しておいても問題の無い事とずっと考えていましたが、

 何時しかその樹は太く高く育ち、
枝には葉っぱを多くつける様になりました。
秋になるとその枯葉の処理が手間取る程。
隣の敷地にある樹だと言うのに、
枯葉はうちの敷地に落ちるんです。
何でこんな事になったんだろう?

 この数年、樹の枝が隣の工場の雨どいを潰したり、
うちの工場との境にあるブロック塀を持ち上げたりと
少しづつ被害が現れてきまして、
やっと会社の方でも手を打とうと言う方向に話が向かいました。
まだ、どうなるかは判りませんが…………。

 ところでこの樹、
僅か数年…………現在で約10年になるのですが、
親指と人差し指で余裕で掴めていた幹は
現在両腕を使わないと囲えない太さに育っています。
そんなに早く成長する樹、
一体何の樹だろうと思う事はあったのですが、
今まで調べようがありませんでした。
が、この数日、薄紫色の花が枝の先に開いた事で
写真を撮り、ネットで調べる事に……
辿りついた答えは『 桐 』でした。
そう、以前は女の子が生まれた時には庭の隅に桐の苗木を植え
嫁ぐときには嫁入り道具として箪笥にして…………。
その桐。
wikiにもそのような事が書かれており、
成長が早い事も納得!

 日本では花札にも家紋にも桐の図柄はありますが、
実際の樹を見た事が無く、
描かれている図案の桐の絵もパーツだけの構成になっており、
どうりで気づかない訳で…………。・
身近に感じられるはずの樹ではあるはずが、
全然見知らぬ樹になってしまっている現在。
初めて知ったこの事実。
既に日本の伝統と言う物は
自分達とは距離がだいぶ開いてしまっている様です。
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