NOURIN TEN

 単館上映の『 NOURIN TEN ~稲塚権次郎物語~ 』を見てきました。
この映画を見る切欠となったのは、先日の城端むぎやまつり。
林道美有紀さんのゲリラむぎやの公演時にあがった話題だった事と
五箇山や城端を背景にしていたり、林道さんの歌うこきりこ節も使われているとの事でした。
簡単に言えばミーハーだったって事です(笑)

 でこの作品、大雑把な説明をすると
『 のうりん10号 』と言う小麦の種苗育成を成功させた稲塚権次郎のお話。
こののうりん10号と言う小麦があった事で、
現在全世界で主流となっている小麦が作られ、
それによって飢餓な地域を減らす事に繋がったと言われております。
この稲塚さんが富山県の南砺市出身であったり、
明治大正昭和の稲作事情などから種苗育成に取り組む背景があり
その為城端で大々的に?バックアップしているのかな?
でも、タイミングもあったようですね。
丁度有楽町で封切られたのが先週の金曜日で
その翌日に城端むぎやまつりですから。
ただし、この映画自体は富山で春には公開されているんですね。
半年を経て単館上映ながら全国公開に至ったようです。

 この映画の感想となると、厳しい事ばかりになってしまいます。
全体的に淡白で、あれもこれもと詰め込んだことからメリハリも薄いです。
『 種苗育成の話 』『 稲塚の夫婦話 』『 富山の自然の美しさ 』
っと大きく三つをバランス良く入れたつもりかもしれませんが、
絵が綺麗すぎて、物語とのバランスが悪く感じました。
時代のファッションが再現しきれていないように思いました。
明らかに現代の洋服のシルエットだって判ってしまう絵が目立ちましたね。
夫婦の話にスポットを当てるにはドラマが少なすぎる様にも思いました。

 絵が綺麗すぎて…………明治大正昭和時代の映画な物ですから、
富山の移り行く季節をカットとして挿入しているのは良いのです、
でもその絵がその時の物語の時代に見合っていなかった事で
激しく違和感を覚えてしまったのです。
ま、撮影機材が良くなり過ぎたっという弊害もあるのかもしれませんね。

 個人的に言えば、種苗育成の話か、夫婦物語の話に絞って
もう一度作り直して良い物を完成させてほしいとも思いますが、
こういう物は何分にもお金がね…………。
その点同人誌ならまだ何度でも???

 自分、これだけ城端に肩入れするのは
むぎやまつりから感じ取った健全さに惹かれたのですね。
今現在自分が生活している部分は、やはりどことなく作り物の中に思え
それに比べてあの地域にはまだ縛られすぎていない世界がある様に思えるのです。
実際そこに住んでしまうと色々と見えてくるものもあるのでしょうけど、
それでも現在の時分の住んでいる場所よりも憧れてしまう物がある様に感じるのです。
それがむぎやの笠踊りなどで町会毎であっても完成されている出し物が演じられる
舞台の上で見ごたえのある踊りを披露できる人の繋がりが見えるのです。

 そんな舞台を作れる地から生まれた映画なので、
余計に良い物にしてもらいたいと言う勝手な思いが出てしまいました。
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