クロノス・ジョウンターの伝説 その3

 そうか、自分は感想文と言う物がとっても苦手だったんだなぁ……(爆)
っと言う事で、クロノスシリーズの感想は今回で最後と言う事で。
まぁ今後もチャレンジはします。
ただ最後の作品、芝居では『 南十字星駅で 』
小説では『 野方耕市の軌跡 』の感想は難しそうなのでパスしておきます。
因みに『 南十字星駅で 』の主演は西川浩幸でした。

 お話的にはクロノス・ジョウンターの研究開発責任者。
彼にクロノス・ジョウンターの修復依頼が届いた。
クロノス・ジョウンターの研究は開発中止になり、
何度か過去へ人を送った実績、成果は世に発表される事無く静かに葬られるとこ度だった。
しかしその本体はある団体で動態保存されていた。
が、経年劣化も進み、不具合が発生。
このままでは数年後に飛ばされてくる吹原和彦の使用が出来なくなる。
その事も計算をしていた野方は修復ついでに自分の過去の心残りを清算する為
テストも含めてクロノス・ジョウンターに乗り込んだ。
って感じです。
まぁこのお話があったからクロノスシリーズが綺麗に完結したという声もあります。

 今日話題にしたいのは
 演劇集団キャラメルボックス『 きみがいた時間 ぼくがいく時間 』
      主演 上川隆也 西山繭子

 ただ、この作品はタイムトラベルものですけど、今までメインになっていた
『 クロノス・ジョウンター 』ではなくて、別の理論で同じ会社の違う部署で研究開発されていた
『 クロノス・スパイラル 』と言うマシンが使われます。
クロノス・ジョウンターは時間圧縮理論から過去へ飛ぶけどはじき返される事で未来へ飛ばされてしまうのが欠点。
クロノス・スパイラルは時間螺旋理論と言う、時間は39年周期で螺旋を描いているから
39年前になら簡単に遡れることができると言う発想から開発されたタイムマシン。
ただし、未来へ行く事や過去から戻る事は考えられていない一方通行の片道切符。
それを利用して主人公は過去へ飛ぶ!
って感じです。
続きはまたネタバレの方向で……
 
 この話、考えてみると『 クロノス・スパイラル版 』吹原和彦の軌跡なんですよね。
設定は色々と違いますけど、結局好きな人を助けるために過去に行くのは一緒です。

 新婚生活がまだ1年も経っていないある日、
紘未が事故に遭う。
それはクロノス・スパイラルの実験の日、失敗に終わった直後に連絡が届いた。
急いで病院へ駆けつける里志だったが、紘未はおなかの子供共に亡くなってしまう。
失意に駆られ現実から逃げるように姿を消してしまう里志だったが、
ある日戻ってきて仕事に没頭する。
そしてクロノス・スパイラルは完成する。
それに乗り込み里志は39年前の過去へと飛ぶ。

 しかしその時代には彼女はまだこの世に生を受けていない。
彼女が生まれ事故の日まで里志は一人で彼女を見守る。

 このお話もハッピーエンドなんですけど、
ジョウンターの吹原とスパイラルの里志とどちらが幸せなのだろうか?
吹原は何度も何度も彼女を助ける為だけに過去へ飛びながら未来へと流されていく。
そしてけっして過去へ戻れなくなる。
それは彼女を助ける事が出来ても(過去の歴史を変える事が出来ても)、
自分と彼女は同じ時間を生きる事が出来ない事になる。
 スパイラルの里志も、実は過去に飛び
彼女を事故から守る事が出来るのだけど、
過去に飛んだ里志は彼女と結ばれる事は無く、
その分、彼女が助かった世界の里志とはそのまま幸せに暮らせる。
彼女と結ばれる事の無い里志は彼女の成長を見届ける事は出来ても
自分を偽って接するしかなく、
最後に彼女に打ち明ける時にだけ自分の正体を明かす。
しかしそれは彼と彼女の別れの場面であって…………。

 タイムトラベルの話はタイムパラドクスやパラレルワールドと言った事が出てくるわけで、
スパイラルはパラレルワールドに行ってしまうのですよね。
もちろん本人はそれを意識していないし、
それで『 ハッピーエンド 』を迎えておりますが、
 考え直してみれば、ジョウンターの吹原も最終的にはパラレルワールドへと行ってしまうのかな?
ここでネタバレしますが、吹原の助けたかった彼女もこの『 クロノス・ジョウンターシリーズ 』では
助かっている世界のお話になっております。
 ちなみに野方と言う医者の息子がジョウンターの開発者。
野方と言う医者の教え子が鈴谷樹里、
その鈴谷が吹原や他の人の話で医師として登場、
その上『 ミス・ダンデライオン 』の主役。
吹原が助けた彼女は蕗来美子で、
布川の話で彼を好きになった圭にクロノス・ジョウンターの存在を明かした人物であり
その手引きをした。
それから野方医師は里志が過去に飛んだ後、
病気になり掛かりつけた医師。
等等、キャラメルの舞台としては
あちこちに関係を作って楽しませてくれます。

 しかし小説版でもそういう部分はあります。
ただ、お芝居と違ってそういう人物の数は圧倒的に少ないです。
舞台は原作に演出を沢山加える事で登場人物も多く、
それで誰かが語ったりすることで時間を進める部分も多く。
判りやすいですけど、他の作品を見ていた人でさえ
夫々がどう関係していたのかは
後から見直さないと判らないくらいだと思われます。
そういう意味ではDVDを購入して楽しんでる私はラッキーだったかな?

 それから演技等の感想を全然してきませんでしたが、
キャラメルのノリで、個人的には欠点に思える部分等もいくつかあります。
それは話を軽くしようと無理していれるギャグ?
その所為で登場人物のキャラクターが不明瞭になる事があります。
それから主演した人物が皆、それぞれのまま
上川は上川で、大内は大内でって感じで
他の作品の人物と一緒に見えてしまう部分もあったり。
それがキャラメルらしさでもあるのですけど、
主人公に感情移入しづらくなるっと言う部分では欠点ですよね。

 それでもこのシリーズは
とても面白く、一応のハッピーエンドで終わってくれるので……
ま、個人的にはやはりタイムトラベル物と言ったら
『 銀河旋律 』に終始してしまうのですけど。

 原作と映像、やはり両方楽しめる作品は
両方楽しんだ方がより楽しめるようです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

ノーマルカレンダー
<< 10
2017
>>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

たくと01

Author:たくと01

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブロとも一覧

京童ノ口ズサミ十分ノ一ヲモラスナリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード