Hi-School AGES -Season1 愛花 -  6 (ラブプラス二次創作SS)

 先日上げた文章ですが、ちょいと巻き戻して再びこちらでアップさせていただきます。
一応ここで章を変えた方が良いかと思い、その部分で章変えをしてみました。
が、今後再び見返した時、もっと細かく章変えするかもしれません。
現在は『 書けた所までアップ 』の繰り返しなので、
章とか段落とかあまり気に掛けていないのですけどね(汗)
そんな訳で、章を変えたところから今日はアップします。
では、また明日?


   -SS-



       第二章


  私だって『 さいあく 』って言葉を使うことがあるんだから……
  その週の金曜日、お掃除の当番だった
  今回の担当箇所は外、自転車置き場付近
  校舎外の掃除は普段ならゴミ拾い程度のはずなのに
  この11月と言う季節は、枯葉と言う厄介な物も撒き散らされてしまう
  その為部活の始まる時間に遅れる事も多かった
  もちろん部の方では、掃除による遅刻に対しての処罰は無い
  それでもやっぱり『 さいあく 』って口にしてしまいそうになる
  実際に口にする事は少ないんだけどね

  だからいつもよりもお掃除は時間がかかる
  先生方もその辺りはわきまえていて、頃合を見計らって声を掛けてくれる
  けどその日はいつまで経っても先生の姿が現れなかった
  その上、同じお掃除当番の男子のうち二人は最初っから現れなかった
  いつもの事ではあるんだけど、こういう時、二人分の力があればって思ってしまう
  『 最悪ぅ! 』って同じ当番の人が口にした
  私は『 さっさと終わらせよう 』って声を掛けるんだけど
  心の中では『 さいあく 』って思ってる、ホントだよ
  そんな日に限って風は強く、履いても履いても枯葉は無くならない
  他の区域の人達は、早々に切上げてしまっていた
  私達もいい加減切り上げる事に決めた
  『 じゃぁ男子、って一人しかいないけど、このゴミ袋よろしく! 』
  副班長の田中さんが枯葉の詰まったビニール袋を足蹴にして男子に命令した
  『 ちぇっ、何で俺が………… 』
  と言いながらも軽々とその袋を持ち上げて焼却炉の方に向かって行く
  残った箒と塵取りを私が集め
  『 これは、私が片付けておくね 』と言うと
  『 そう?それじゃぁよろしくね、私達先に帰るから 』
  と田中さんを頭に二人がその後ろをついて行った

  掃除用具室は自転車置き場の脇にある
  その向こうには一面にネットを張った一角があり、そこがテニスコートだ
  そちらからは練習中の声がボールの音と共に聞こえてくる
  私も早く行かなくちゃ!
  と掃除用具を片付け、扉を閉めた
  振り向いた先には校舎の窓が並んでいる
  目の前の窓には本棚がぎっしりと本を詰めて並んでいる
  午後のこの時間は人も多いようで、本棚の間に人が立っているのも見えた
  前の方の窓に目を移すと、机に座り勉強している人も見かける
  そんな窓の一つに彼の姿を見かけた
  私は思わずその窓に近づいた
  中の様子を伺ってみた
  窓に近い大きな机には本が高く積み上げてあった
  その本の向こう側で誰かが作業をしている
  ちょうどその傍らに立って作業状況を見ている彼を見つけた
  窓を叩いたら気がついてくれるかな?
  そんな距離だったけど、一応コンコンと叩いてみる
  ふと頭を持ち上げて周りを伺う彼
  よし、もう一度!
  再びコンコンと叩いている途中で彼は気がついた
  窓に寄ってきて鍵を開けた
  『 高嶺じゃん。何やっての? 』
  久しぶりの彼の声だった
  『 うん。お掃除当番が終わった所。 』
  


    -つづく-
スポンサーサイト
ノーマルカレンダー
<< 02
2010
>>
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 - - - - - -
プロフィール

たくと01

Author:たくと01

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ブロとも一覧

京童ノ口ズサミ十分ノ一ヲモラスナリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード